『見仏記』(いとうせいこう・みうらじゅん、角川文庫)を読んだ。
僕はこれまでフュージョンの活動で何度も京都の寺社に行き、建築や仏像の雰囲気を楽しんできた。
しかし、日本史と仏教の知識の不足から、それがいつの時代のものなのか、どういった理由で作られたのかなどがわからず、どこか物足りなさや歯がゆさがあった。
この『見仏記』では、仏像好きな二人が日本各地の仏像を見て回り、独自のセンスで仏像や仏教の伝来、寺社の観光地化について語っている。
特にみうら氏のコメントが光る。
「大きいねえ。やっぱ、いいわ。九体阿弥陀。これ出されたら、ロイヤルストレートフラッシュ持ってても負ける」
「ジーパン似合うよ、この観音。ベルトなしでラフに着こなせる」
「神社関係のみやげ物屋って隙がないんだよね。寺はさあ、エックスのポスターとかが置けちゃう。隙だらけなんだよ」
この本のおかげで、仏像や寺社の見学はもっと自由な感じ方でいいと思えるようになったし、また初歩的だが知識も得られた。
秋の観光シーズンが始まる前に、一度京都に「見仏」に行こうと思う。
平山裕人
コメントの投稿